Xenoma、マスク内酸素濃度の計測を実施
集中力低下をもたらす安全限界を下回るケースを確認
スマートアパレル「e-skin」を展開する株式会社Xenoma(本社:東京都大田区、代表取締役CEO:網盛 一郎、以下「Xenoma」)は、マスク着用時における日常生活への影響を考察するため、マスク内部の酸素濃度を計測する実験を行いました。
Xenomaはこれまでに保育施設や介護施設等に洗える布マスク4万枚の無償配布を実施したほか、特設サイトにて国内縫製工場で生産する布マスクを販売しています(https://shop.xenoma.com/)。中でも「すずしい 洗える布マスク」は運動時や会話中においても息苦しさをほとんど感じないとして、数多くのリピーターに愛用されています。
Xenomaはマスク着用による息苦しさはマスク内の酸素濃度と関係していると考え、静止時及び走行時のマスク内酸素濃度を計測する実験を行いました。酸素濃度は大気中において21%あり、厚生労働省により18%が安全下限界とされています。酸素欠乏状態の空気を吸入することで酸素欠乏症になると、集中力低下のほか、めまいや意識喪失に繋がるおそれがあります。
実験は、Xenomaが生産販売する布マスク2種「やさしい 洗える布マスク」「すずしい 洗える布マスク」及び不織布マスク2種類に、通気性や涼しさを訴求して販売されている4種類の布マスクを加えた計8種類を対象として実施しました。
その結果、Xenomaのマスク2種を除く6種類のマスクにおいて、静止時・走行時のいずれにおいても計測の平均値18.3%以下を観測し、安全下限である酸素濃度18%を下回るケースが頻繁に確認されました。Xenomaの「すずしい 洗える布マスク」は静止時・走行時のいずれにおいても19%以上の酸素濃度を確保しており、「やさしい 洗える布マスク」については走行時に酸素濃度が18%を下回るケースがある一方、静止時には19%以上の酸素濃度を維持する結果となりました。
感染が再拡大するなか受験シーズンを控え、集中力を要する場面でマスク着用が必要となるケースは今後ますます増加することが想定されます。Xenomaの「すずしい 洗える布マスク」は、千葉大学大学院工学研究院太田匡則准教授の協力により実施したマスクの飛沫飛散防止効果を確認する計測実験において、飛散距離を約20cm程度まで短縮することが確認されています。
これらの結果は、当該マスクがマスク内の酸素濃度を維持しつつも他人への感染防止に効果を発揮することを示しており、集中力を維持したいマスク着用者に求められる性能を有していると考えられます。
今後もXenomaはユーザーにおける生活の質の向上と予防医療の実現の両立を目指す企業として、新型コロナウイルス感染症拡大による社会課題に対し継続的に取り組んでまいります。